インタビュー 共同創業役員 取締役/秋葉直哉

秋葉直哉さん インタビュー

これまでも、これからも、
モノづくりの喜びが
仕事の原動力。


取材・執筆:保戸塚 彩



インタビュー 共同創業役員 取締役/秋葉直哉

尊敬する上司の誘いを受けて、RRJ創業への参加を決意。

私が大学時代に所属していたのは獣医学部でした。獣医を志していたのですが、大学在学中に残念ながら動物アレルギーになってしまい、獣医の道を断念することに。卒業後は、商業広告の校正の仕事に就職しました。広告業界は非常にハードな業界。あまりに忙しくて眠る暇もなく、ついには体を壊してしまいました。会社を辞めて、次に就職したのはシステム会社でした。全くの異業種ではありましたが、昔からPCを触るのが好きでしたし、モノづくりも好きだったので、未経験からエンジニアに挑戦することになりました。

この会社で出会った上司が、RRJの役員である小池と小川です。この二人はエンジニアとしての技術力は言わずもがな、社内外から絶大な信頼が寄せられており、私自身もとても尊敬していました。これまで怒られたことは一度もなかったと思います。メンバーがミスしたときは感情的に怒るのではなく、なぜダメなのかという理由を伝えた上で諭してくれる。このような上司と一緒に働いていたので、上司に対する理不尽な気持ちを抱いたことは一切ありませんでした。

そんなある日。小川と中華料理屋さんで餃子を食べているとき、「実は仕事を辞めて、橋満さんと小池さんと一緒に会社を立ち上げようと思っているんだけど、一緒にやりませんか?」と聞かれました。一瞬びっくりしましたが、楽しそうに話す小川の姿を見ていたら、すごく面白そうだ!と思いましたし、何より信頼できる人のもとで働きたいという思いがあったので創業に参加する道を選びました。RRJがスタートした頃は、毎週土曜日の夜8時に橋満の家に集合して、橋満が作ったカレーを食べつつ仕事をしていました。鰻屋の上にあったエアコンもなく6畳にも満たない木造オフィスを経て、今こうして新宿にオフィスを構えるようになり、「すごいところにきたな」と感慨深い思いです。

自分の書いたコードが思った通りに動く喜び。

私は現在、研究開発室として技術の追求と、受託開発のサポートを行なっています。マネジメントは得意ではないので、その代わりに技術を追求する道を選択しました。研究開発室では、あらゆる開発言語を研究しています。またNintendo Switchの自社ソフトのリリースや、プロジェクト管理ツールをはじめとした社内ツールの開発も手掛けています。仕事のやり甲斐は、“モノづくりの楽しさ”に尽きますね。初めて自分が書いたコードが、自分の思う通りに動いたときの感動は忘れられません。今でも仕事を通じてこの感動を味わうときがあります。特に新しい言語を使ってシステムが動いたときは格別です。またNintendo Switchのゲームソフトをリリースしたときは、自分の作ったものが世の中に出る喜びもありましたし、友達がプレイして「面白かった」と言ってくれたときはまた違った嬉しさがありました。

私の役目は技術を追求することではありますが、技術力を磨くことと同じくらいコミュニケーション力の向上にも力を入れています。社内外から技術に関する相談が寄せられるので、それに対する回答を相手のレベルにあわせて伝えていく必要があるからです。質問に対する答えだけでは、また同じような質問が寄せられる場合もあるので、なぜそういう答えに至ったのかという背景や考え方まで伝えられるようにしています。また、上から目線にならないようにも心掛けています。RRJは『銀河英雄伝説』という作品のもとに集まったメンバーが作った会社。個人的に銀英伝で魅力だと感じるポイントは、“正義 VS 悪”という戦いではなく、お互いが自分の正義のために戦うというところです。作品を通じて「絶対的な正義というものはない」と教わったことで、頭ごなしに相手を否定することはしなくなりました。例え自分が先輩であっても間違っていることもありますし、知らないこともあるもの。仕事では色々な方向から物事を見ることも大切にしています。

メンバーのバックグラウンドはさまざま。縛りがないところがRRJのスタイル。

RRJは、優しい人が集まる居心地の良い会社です。居心地が良いのは、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集っているからではないかと思っています。私自身、獣医学部の出身で広告業界にもいましたし、音響業界や建設業界などで働いていたメンバーも活躍しており、「開発会社ってこういうものだ」という決めつけがないからこそ、自由な雰囲気が生まれているのだと思います。居心地が良いとはいっても、ときには仕事の中でお互いの意見をぶつけ合うこともあります。でもそれは「いいものを生み出したい」という熱い思いがあるから。話し合いでわだかまりが生まれることもないですし、人格否定をされることもないので、安心してぶつかり合うことができます。また、代表である橋満の存在も大きいですね。社員が働きやすい環境づくりを心掛けてくれるので、体を壊すことなく、安心して働くことができています。

RRJはシステム開発をはじめ、イベント運営から朗読配信など、多種多様な仕事をしています。「誰かのためになるなら何でもやろう」というのがRRJのスタイル。縛りがないのはうちの会社らしいですし、色々な人との接点があるので、常に新鮮な刺激を受けられる楽しい環境です。自分の進みたい方向を自由に決められるのも魅力の一つ。例えばエンジニアとして入社した人が、技術を身に付けた上でお客様とやりとりしてみるのもありですし、開発が大好きな人は研究を突き詰めていくこともできます。

楽しいと知りたくなる――正のスパイラルを生み出していきたい。

今後の展望としては、社員を守るために受託開発と自社サービス開発の両軸を成長させていきたいと思っています。強いて言えば、もう少し自社サービスに力を入れて地盤を固めていきたいですね。個人的な目標としては、RPGが好きなのでNintendo SwitchでRPGのゲームも出せたらいいな、と。橋満はゲームシナリオを書くことができますし、協力会社さんと一緒に作り上げていくスタイルもいいなと思っています。自社サービスのジャンルに制限はないので、ふと思いついたアイデアを形にするのも面白いかもしれません。

組織に対する思いとしては、仕事を楽しむメンバーが増えてほしいと思っています。研究開発室は創業当時からある部門で、これまで私一人が所属していました。今後もし新たなメンバーを迎えることになったら、一つでも“面白い”というものを見つけて楽しんで取り組んでもらえたら嬉しいですね。楽しいとより知りたくなるという正のスパイラルが生まれますが、つまらないと新しいことを学びたいという気持ちは起きないもの。現状維持というのは、この業界では退化を意味します。私自身、歳を重ねていく中でどんどん新しいことについていけなくなると思うのですが、新たな知識を学ぶことを楽しいと思ってくれる人と働けるととても安心です。私にはメンバーを“育てる”という感覚はありません。一緒に勉強して、一緒に育っていく関係が理想ですね。エンジニアという仕事は、新しく吸収したことをアウトプットして初めて、自分の糧になると思っています。RRJのエンジニアたちはお互いに補完しあいながら、みんなで成長しています。そういう関係の中で、これからも楽しみながら仕事と向き合っていきたいと思っています。

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