RRJではバンダイナムコフィルムワークス様の採用サイトリニューアルプロジェクト(2021年9月スタート)において、サイト制作のお手伝いをさせていただきました。
今回は、同社の人事をご担当されている秋田様に、採用サイトリニューアルの背景や、制作過程におけるこだわり、サイトリリース後の反響・効果についてお話を伺いました。
―まず初めに、バンダイナムコフィルムワークス様の事業内容を簡単にご紹介いただけますでしょうか。
当社は、アニメーションなどの映像コンテンツ及び映像関連サービスの企画・製作・販売、そして著作権・版権の管理・運用、映像関連商品の企画・販売など、映像の川上から川下までをトータルに担う総合映像エンターテインメント企業です。
現在、アニメーション制作会社は全国に800社ほどあるのですが、同業他社と比較してもゼロからアニメーションを制作し、皆様の手元に届けるまでを担う企業は数少なく、そういった点が当社の特徴の一つとなっています。
―ありがとうございます。採用サイトリニューアルの経緯について、改めてお伺いさせてください。
学生や求職者など、当社に興味を持ってくださった方に対して、働いてみたくなるようなサイトを作りたかったというのが一番の理由です。以前の採用サイトは、文章だけで伝えている箇所が多く、実際に入社してみないと分からないという、情報がクローズドなサイトになっていました。私自身も当社に入社してから気づいた魅力がたくさんあり、多くの方に当社の魅力を知っていただきたいという思いもリニューアルの背景としてありました。
―採用サイトのリニューアルにおいて、RRJに期待されていたことは何でしたか?
当社の特徴を余すことなく伝えられる、キャッチーなサイトに仕上げたいという希望がありました。RRJさんは以前にも当グループ会社の採用サイトリニューアルを手掛けられ、その結果、リニューアル後の新卒採用の応募数が過去最高になったという実績もお持ちでしたし、当社の事業内容や特徴も理解していただいていると思い、ご依頼させていただいた次第です。
―採用における課題について教えてください。
サイトリニューアルプロジェクトがスタートした当時、ちょうど会社統合があったタイミングでしたので、「バンダイナムコは知っているけれど、バンダイナムコフィルムワークスは知らない」という方が大半でした。また、当社の代表作品でもあるガンダムシリーズですが、「ガンダムといえばおもちゃのバンダイ」という方もまだまだ多く、当社の魅力を伝えきれていないというのが、採用における課題として認識していました。
―その課題は、採用サイトを作成することで解決できた部分はありますか?
サイトをリニューアルしたことによって、当社としての認知度も、学生の応募数も高まっていると肌で実感しています。これまで中途採用においてもなかなか応募者が集まらないという状況でしたが、ありがたいことに多種多様なご経験を積まれた方々より応募をいただいており、採用サイトをリニューアルして本当に良かったです。
―採用サイトでこだわられた部分はどこでしょうか?
正直に言うと、全部になるのですが…(笑)。当社は主に、アニメーションを通じてエンタメをお届けしている会社なので、採用サイトにおいても“見ていて楽しいサイト”にしたいという思いがあり、そこには一番こだわりました。
具体的には、当社が手掛けた作品のキャラクターを採用サイト上に配置したり、今までクローズドになっていた社内の写真を配置することで、サイトに訪れていただいた方が楽しめるコンテンツになったのではと思います。
―採用サイトのトップには動画コンテンツを設置しましたが、こういった設計の狙いはありますか?
以前の採用サイトでは、当社が手掛けた様々な作品の原画をトップページに載せていました。作品の原画はとても魅力的なコンテンツですが、当社はアニメーションを制作している会社なので、映像を通じて当社の魅力を伝えないともったいないという思いがありました。しかし、ただアニメーションを流すだけではつまらない。アニメーションの制作工程が分かるよう、実際に皆様にご覧いただいているアニメーションの映像と線画素材が切り替わる演出を追加して、よりアニメーション制作会社らしさを出すことができたかなと思っています。こちらに関してもRRJさんに編集していただき、とてもいい映像に仕上がりました。
―制作過程の作品がランダムで切り替わるだけでなく、ラブライブ!シリーズのようにリアルからアニメの切り替えもある珍しい構成になっていますよね。ご提案いただきありがとうございました。
特にラブライブ!シリーズはファンの皆様のおかげで、アニメだけにとどまらず、東京ドームでライブも開催させていただくほどビッグコンテンツに成長させていただきました。 採用サイトのトップに、リアルとアニメの映像がリンクする動画コンテンツを設置することで、見ている人に楽しんでもらえるような動画プロモーションにできればと思っていました。
―当社のコミュニケーションや提案内容、進行管理において、どのような印象をお持ちでしたか?
RRJさんには当社に寄り添ってコミュニケーションを取っていただき、本当にRRJさんでなければ、この魅力的な採用サイトは作ることができなかったと思っております。ありがとうございます。
―光栄です。こちらこそありがとうございます。採用サイト制作において、一番印象に残っていることはありますか?
私自身、新卒から人事畑で仕事をしており、アニメーション制作の経験もありませんでしたし、サイト制作プロジェクトの経験も今回が初めての経験でした。動画コンテンツに使用する素材を制作現場のスタッフから集めて、それをRRJさんに渡す、という橋渡し役を経験させていただいたのですが、制作現場のスタッフとコミュニケーションを取り、それをRRJさんに伝えるというのが、印象に残った部分でもありますし、難しさを感じた瞬間でもありました。良い場面、良い素材を探すのに苦労しましたが、制作現場のスタッフやRRJさんが嫌な顔をせずにご協力いただけたことが一番印象に残っており、とても感謝しています。
―サイトリリース後、どのような反響がありましたか?
ありがたいことに応募者の数は年々増えています。応募者が増えているということは、それだけ当社のことを知ってもらう機会を生み出すことができ、かつ、一緒に働きたいと思ってくれている方が増えているということ。そういった部分では、目に見える形で効果を実感することができました。
―社内の反応はいかがでしたか?
サイトリニューアルのプロジェクトが立ち上がった当初は、「どうだろう?」という反応だった上長が、採用サイトをリニューアルしたその日に私の席まで来て、「すごく良い出来だね!」と褒めていただき、純粋に嬉しかったですし、リニューアルをして良かったとその言葉で実感できました。
―サイトは作って終わりではなく、アップデートを繰り返してより良い効果を追求していくべきだと思いますが、現在お持ちの課題や今後の目標があれば教えてください。
採用における課題は、まだまだ当社の魅力が伝えきれていない、という部分です。特に現状の採用サイトではアニメーション制作の細かい部分に触れられていないので、今後はより制作過程にフォーカスして分かりすい表現を追求できればと思っています。
当社はアニメーションを制作することがスタートラインでもあるので、当社の採用サイトに訪れてくださった方が、少しでもアニメーション制作により興味を持ってもらえるようなサイトにしていきたいなと。そして採用サイトをより“
いいもの ”にブラッシュアップして、当社の魅力を世の中に伝えていきたいと思っています。
―具体的にはどのようなアップデートを予定されていますか?
当社の魅力を伝えるコンテンツがまだまだ少ないので、アニメーション制作にフォーカスした情報をはじめ、中途採用者が実際にどのように活躍しているのか、当社が運営するアニメーター・美術スタッフの育成に特化した塾「作画塾・美術塾」に入塾後、当社社員になったスタッフがどのように活躍しているのかといった情報を載せていきたいと思っています。載せられる情報はまだたくさんあるので、もっともっと採用サイトをアップデートしていきたいですね。そして最終的に、採用サイトを見れば当社のことが全て分かる、というくらいのサイトに成長させることができればと思っています。
―最後に、RRJへのさらなるご期待があればお伺いさせてください。
引き続き、当社に寄り添った形で様々なご提案をいただけると非常に嬉しいです。RRJさんからは、「当社の採用サイトを良くしたい」という思いをしっかり感じますし、仕事に対する姿勢もリスペクトしているので、今後ともお互い切磋琢磨してより“ いいもの ”、より良いコンテンツを世の中に発信していきたいと思っております。
―インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!
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